ペットサロンファニーテール オーナーブログ

動物取扱責任者研修に行って来ました。

Dairy

動物取扱業を営む事業者が必ず受講しないといけない「動物取扱責任者研修」に行ってきました。

今回の研修のテーマは「ペットの食事・プロが知っていなければいけない事」と「小動物飼育施設と有害動物」の2つ。

これだけ世の中が激変していますし、、研究もどんどん進んでいますから、「ペットの食事」についての考え方も変わってきています。常にアンテナ張っていないとです。

 

その中で気になったテーマは今流行っている「グルテンフリー」のドッグフードについて。

人間でも流行っていますよね。穀物を取らない的な考え方。

グルテンフリーのドックフードメーカーのホームページを見ると「犬は穀物を消化できない」からグルテンフリー!などの記載が多く見受けられます(簡単にいうと)

しかし最近の研究ではドックフード用に加工されたトウモロコシ・大麦・コメ・燕麦のデンプンのほぼ100%が小腸で消化されたという研究結果があるそうです。

これはドックフードの記載の仕方に問題あると思います。人間でもトウモロコシやコメを畑からそのまま食べれませんよね。そりゃ消化できません。だから茹でたり炊いたりします。それと同じで、通常ドックフードを加工する段階の事をエクストルード加工と言いますが、この加工をすれば雑食動物の犬もしっかりと栄養を吸収するそうです。だから、「犬は穀物を消化できない」事はないんです。

それともう一つ。

お客さまからよくある質問なのですが、「うちのカワイ子ちゃんはフードを噛まないで丸呑みしちゃうんだよねー」です。

犬の口(アゴ)の筋肉はあまり発達しておらず、人間のようにアゴを左右に動かすことができません(人間だったらすり潰すようなアゴの動かし方)。お分かりのように犬は上下にしか動かしませんよね。ですので、犬の狩猟時代の歴史から見て肉を「噛みちぎって飲む」のが本来の犬の食べ方なんです。もちろん、大きな物は飲み込めないので、何度か噛みますが、喉に詰まらない程度のフードの大きさなら、そのまま飲み込んでも全く問題ありません。がっついて食べる子は見てるだけで幸せになります。しかも今いるうちのハンスは食べ終わった後、お皿を咥えて「もっとくれー」って走り回っています。口周りの毛が切れるーーーっていつも心配しています。

 

ついでにもう一つ(勢いついてきたw)

ドックフードの表記について。愛犬のフードを選ぶときに、やっぱり原材料を見ると思います。原材料を見ると「チキン、乾燥チキン、トウモロコシ、玄米・・・」と書かれていると思います。これはこのドックフードの含有量の多い順番に書かれていますから、一番最初に動物性のタンパク質がきている事を確認してください。しかーし・・・こういう場合があるんです。

フード①↓

チキン20%、トウモロコシ10%、米5%、大麦6%

フード②↓

トウモロコシ21%、チキン20%

一見①のフードの方が動物性のタンパク質が多いように見受けられますが、実は同じフードなんです。わざと「トウモロコシ」を分割して表示してるんです。

トウモロコシがいけないという訳ではありません。表記の仕方をよく見てくださいねという事です。

今はトウモロコシのおいしい季節です。スーパーのトウモロコシもとても美味しいです。20代までは几帳面に一列ずつ食べていましたが、30歳を機に、一気にガブついて食べるようになりました(笑)

 

途中で少々睡魔に襲われ所々記憶が曖昧ですが、よい勉強になりました!

Dairy

ブログを購読する


 

この記事がお気に召したら、いいね!お願いします♪

最新情報をお届けします